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Channel: ザイFX! FXの知られざるナゾの世界
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あなたは経験したことがありますか? 怪しいスリッページやレートずらしを…

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 前回のこのコーナーでは「ストップ狩り」について取り上げたが、FXの世界にはナゾと不思議がまだまだある(前回記事「一部のネット界隈で囁かれている「ストップ狩り」とはどういうことか?」を参照)。

 そこで、今回は「スリッページ」と「レートずらし」について取り上げることにしよう。

■FXですべったことありますか?

 FX会社の取引画面でピコピコ動くレートを見ていて、「ここだ!」と思った瞬間にクリック。「ここだ!」と思った瞬間は103.00円だったのに、実際に約定して買えたレートはそれより不利な103.05円だった……なんて経験はないだろうか?

 そう、FXの取引ではレートが「すべる」ことがあるのだ。このように狙ったレートと実際に約定したレートに差が出る現象、またはその差自体のことを「スリッページ」という。 
 為替相場は時に目まぐるしく動く。そして、「今」クリックした~! と思っても、その注文がFX会社のサーバーに届いて処理されるのは「今」よりもわずかながら後ということになる。まったく完全に同時ということはあり得ない。アインシュタインの特殊相対性理論を持ち出すまでもなく(?)、このことは理解していただけるだろう。

 となると、その間に為替相場が変動すれば、ある程度のスリッページも仕方がないということになるのだろうか。

■許容できるスリッページを設定できるFX会社も…

 最近では自分が許容できるスリッページの範囲を段階的に設定できるFX会社も増えてきた。たとえば、「××pips(ドル/円であれば××銭)以上のスリッページが生じたら、注文を約定させない」といったしくみだ。

 この許容範囲を自分で狭く設定しておけば、自分の思ってもいないレートで約定するという事態は防げる。ただ、狭く設定しすぎれば、今度は約定させたいのになかなか約定しないよ! ということも起こり得るわけで、なかなか難しいところではあるのだ。

■もっと怪しいスリッページとは?

 そして、一部のネット界隈で囁かれているのは、そういった相場の変動による普通のスリッページではなく、もっと怪しいスリッページのことである。

 一部のFX会社では、顧客の不利な方向へ意図的にスリッページさせているのではないか? というのである。スリッページさせた分はFX会社の利益になるというわけだ。

 そのようなことが実際に行われているのかどうか……。真相は闇の中としか言いようがないのだが……。

 では、スリッページをなるべく避けるにはどうしたらいいのか?

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